防犯カメラセットの機材仕様

ハイクビジョン製録画機「DS-7204HQHI-F1/N」と赤外線カメラ「DS-2CE16D0T」の仕様についてまとめ

今まで録画機の様々な機能について試してきたが、この機能については、基本的にHIKVISIONの録画機であればほとんど同じようになっているらしい。

今回購入した録画機の性能・仕様について触れていなかったので、ここで簡単にまとめてみたいと思う。

●HIKVISION録画機「DS-7204HQHI-F1/N」

「DS-7204HQHI-F1/N」は、TVI形式・AHD形式を切り替えることができる4チャンネルの録画機。4台のカメラの映像を同時に録画再生できる。さらにIPカメラを1台追加して、合計最大5台のカメラ映像を管理できるとのこと。

IPカメラについては、今手持ちがないので、今後試してみたいと思う。

今回は2TBのHDDを組み込んだが、販売店のサイトを確認すると、「カメラ4台、録画解像度1920×1080、高画質設定、フレームレート8fps」の設定で1TBのHDDで約943時間(39日)録画できるとのこと。

2TBあれば約2カ月録画できる計算なので、十分映像を残すことができそう。

ビデオ圧縮方式は「H.264」。映像出力はVGAとHDMIに対応しているので、パソコン用のモニターでもテレビにも接続が可能。
ネットワーク接続に対応していて、スマホやパソコンでの遠隔監視も可能。スマホ用のアプリは無料で、アプリ名は「iVMS-4500」。
P2P接続に対応しているので、ルータに接続するだけで簡単に遠隔監視ができる。

本体サイズは、315×242×45mm、重さは約2kg、A4サイズを一回り大きくしたくらいで、非常にコンパクト。

音声入力が1チェンネルついてるので、マイクを接続すれば、音声も同時に録画可能。

背面パネルはこんな感じ。

●HIKVISION赤外線カメラ「DS-2CE16D0T」

「DS-2CE16D0T」は屋外用の防水タイプ赤外線カメラ。白い筐体で非常にコンパクト、手のひらに乗るサイズなので、目立ちにくい。

最低被写体照度は0.01Luxなので、そこそこ暗くてもカラーで撮れそう。もちろん赤外線を搭載しているので、0Luxの真っ暗な場所でも赤外線を照射してのモノクロでの撮影が可能。赤外線の照射距離は最大20mなのでそれほど強くはないかな。

ちなみに、夜間赤外線撮影になると、LEDはぼんやり赤く発光する。

防水レベルはIP66。充分屋外設置に対応できるとのこと。

サイズはレンズ部分の直径が70mm、全長が154mm、300gのコンパクト設計。

レンズは3.6mm。
下の写真はテストで撮影したもの。
カメラから箱までの距離は約1m。画面の幅は約2.5mくらい。

もう一枚。玄関を撮影した映像のキャプチャー画像。手持ちで、玄関の前から玄関ドアを撮影したキャプチャー画像。カメラからドアまでの距離は約3m。玄関の端から端までは約2m。こんな感じで撮影が可能。

カメラは手持ちで撮影したうえに動画ファイルを再生させながらキャプチャーしたためちょっとぼけてますが、3m離れると結構幅広く撮影が可能です。

天井にカメラをつければ、被写体までの距離は大体2m~3mくらいになると思うので、写真でもわかるように結構広範囲を映すことができる。

「HIKVISION製TVIシステム録画機・防犯カメラフルセット」の接続方法

録画機からカメラまですべての機材について接続する方法をまとめる。

今回購入したセットには、録画機「DS-7204HQHI-F1/N」及びカメラ「DS-2CE16D0T」以外にカメラ台数分の10mケーブル、カメラ用電源、4分配ケーブル、HDDが付属されていた。

いままで、手元にカメラを置いて、様々な録画機の機能を試していた。ここで、一から全ての接続方法について手順をまとめておく。

1.録画機の準備

録画機にHDDを接続し、電源ケーブルを接続。
背面のUSB端子にマウスを接続する。USB端子は全面にもあるが、バックアップの際にUSBメモリを抜き差しする場合、背面だと手間がかかるので、私は背面にマウス、前面にUSBメモリにしている。
背面の電源をONにする。
初めて電源を入れたときには、HDDの初期化が始まる。
※HDDの取付方法はこちら
※HDDを付けずに電源を入れるとエラー音が鳴る。
起動時に表示されるウィザードについては、すべて「終了」をクリックして閉じる。
※ウィザードはすべて終了しておく。

4分割画面が表示されたら録画機の準備はOK

2.カメラにケーブルを接続

青枠のコネクタがカメラ側

カメラにケーブルを接続するが、付属のケーブルには方向がある。配線する前に必ず方向が合っているかをチェックしなければならない。
映像についてはコネクタは同じだが、電源については雄雌があるので、写真のコネクタ側とカメラの電源コネクタを接続する。
映像のコネクタも接続する。

全てのカメラのケーブルを接続

3.カメラ映像ケーブルを録画機に接続

カメラ側と反対の映像ケーブルを録画機の入力端子に接続する。入力端子は4つあるので、入力1から順番に接続していく。コネクタは差し込んだ後、右に回すとロックされて引っ張っただけでは外れなくなる。

4.カメラの電源を接続

カメラの電源側のケーブルを4分配ケーブルに接続する。
4分配ケーブルの4つに分かれている方がカメラ側、まとまって1本になっている方に電源アダプターを接続し、コンセントにつなぐ。

カメラ2台と録画機をすべてつないだ状態

分配ケーブルを使用しない場合は、カメラの電源側のケーブルにそれぞれ電源アダプターを接続し、コンセントにつなぐ。

5.映像の確認

カメラの電源をコンセントにつないだ時点で、録画機にはそれぞれ、カメラの映像が表示しているはず。もし映像が出ていない場合は、ちゃんと録画機及びカメラのコネクタがつながっているかを確認する。

すべての映像が表示されたら、完了。初期状態では、この時点で常時録画になっているはず(画面上に赤いフィルムのアイコンが表示されていれば録画されている)。

設定が難しい場合は、この状態で使っていても問題ない。
数時間そのままにして録画画像を再生してみてみる。

注意!
配線は大変な作業です。配線してから映像が映らないと、原因を探るのに大変な手間がかかるので、必ず、配線前にすべてのケーブルをつないで、映像が映ることを確認することをお勧めします。ケーブルの方向もあるので、慎重に配線しましょう。

スマホアプリiVMS-4500でのリモート再生

スマホアプリを使って録画機に録画されている映像をリモートで再生させる方法についてまとめてみる

スマホアプリiVMS-4500では、ネットワーク接続されている遠隔に設置した録画機に保存されている映像も再生することができる。

●リモート再生方法

画面左上の○マークをタップするとメニューが表示されるので、「リモート再生」をタップ。そうすると、ライブビュー画面と同じような4分割画面が表示される。

右上の○にカメラが2台並んだアイコンをタップするとカメラリスト画面に切り替わり、追加済み録画機の一覧が表示される。

まずは。再生させたい開始時刻と終了時刻を設定。

録画機名をタップすると録画機に接続されているカメラの一覧が表示されるので、再生させたいカメラを選択。

録画機横の薄いチェックマークをタップすると4台のカメラが選択される。遠隔再生では最大で4台までのカメラしか選択できないらしい。

選択したら、画面下の「再生開始」をタップすると再生が開始される。

再生画面の下にはタイムラインが表示されている。タイムラインバーをスライドすることで、再生時間を調整することができる。

画面の下には機能アイコンが並んでいる。
アイコンの機能は以下の通り。

1.再生ウィンドウの画像をキャプチャー
2.再生中の映像を録画
3.再生を一時停止する
4.再生スピードコントロール
5.再生の停止
6.音声コントロール
7.画質設定
8.デジタルズーム

アイコンのツールバーは、5までしか表示されていないがアイコンツールバーをスライドすると残りのアイコンが表示される。


再生中に画面下のカメラマークをタップすると、画像がキャプチャーされる。

その横にあるハサミマークをタップすると録画が開始される。録画中は再生画面に赤色のRマークが表示される。録画中にもう一度ハサミマークをタップすると録画は停止する。

再生スピードコントロールについては、1/4倍、1/2倍、1倍、2倍、4倍の各速度に設定可能。

画質については、高かカスタマイズを選択でき、解像度やビットレート、フレームレートを調整できるらしい。

再生映像はデジタルズームで拡大表示することができる。虫眼鏡のアイコンをタップし、親指と人差し指をビデオ画面の上に乗せ、指を広げるとズームアップし、つまむように指を近づけるとズームアウトすることができる。再生画面をダブルタップしても拡大表示される。


キャプチャーした画像や録画したファイルはライブビューのところで記載したのと同じようにメニューの「画像とビデオ管理」で確認することができる。

画面左上の○マークをタップするとメニューが表示されるので、「画像とビデオ管理」をタップ。そうすると、今までにキャプチャーした画像や録画したファイルが一覧で表示される。ここで、削除やエクスポートなどが可能。

スマホアプリiVMS-4500でのライブビュー録画

スマホアプリのライブビュー画面の画面キャプチャーと録画の方法及び管理方法について

スマホアプリiVMS-4500では、ライブビュー画面の画像をキャプチャーたり、映像を録画することができる。録画・キャプチャーしたファイルはエクスポートしたりメールで送信したりすることができる。

●ライブビュー画面のキャプチャーと録画

ライブビュー画面のキャプチャー
ライブビューモードでライブビューウィンドウを選択し画面下の「カメラ」マークをタップすると画像をキャプチャーすることができる。

ライブビュー画面の録画
ライブビューモードでライブビューウィンドウを選択し画面下の「ビデオカメラ」マークをタップすると映像の録画が開始される。

録画中は、「ビデオカメラ」のマークが赤くなり、録画しているカメラ映像の画面上に赤いRマークが表示される。

もう一度「ビデオカメラ」のマークをタップすると録画が停止する。

●ファイルの管理

キャプチャーした画像や録画したファイルはメニューの「画像とビデオ管理」で確認することができる。

画面左上の○マークをタップするとメニューが表示されるので、「画像とビデオ管理」をタップ。そうすると、今までにキャプチャーした画像や録画したファイルが一覧で表示される。

画像をタップすると拡大表示され、画面下のごみ箱をタップするとその画像が削除される。□に矢印のマークをタップするとエクスポートやメール送信の選択画面が表示されるので、アプリケーションを選択する。

動画ファイルをタップすると拡大表示され、再生して内容を確認することができる。こちらも同じく、削除やエクスポートなどが可能。

一覧表示画面で、右上にある○に鉛筆のようなマークをタップすると、複数のファイルを選択することができ、こちらも同じように削除やエクスポートなどができる。

●PTZのコントロールパネル

ライブビューのビデオカメラアイコンの右にある、スティックのマークがPTZのコントロールパネルのアイコン。

PTZカメラにつないでいれば、このアイコンをタップすると1画面表示になり映像の下にPTZの操作パネルが出てくる。

1.自動スキャンン開始/停止
2.ズームコントロール
3.フォーカスコントロール
4.アイリスコントロール
5.プリセットの設定削除呼出

ライブビュー画面をスライドすると、左右のパンや上下のティルトが行なえる。さらに、ライブビューに親指と人差し指を画面の上に乗せ、指を広げるとズームインし、つまむように指を近づけるとズームアウトすることができる。

●ライブビューの開始・停止

ライブビュー接続カメラをすべて停止する場合には、□が重なったアイコンをタップする。もう一度タップすると最後に設定したカメラの映像が表示される。

その他、音声管理などがあるが、あまり使用しないので機会があれば使ってみることにする。

スマホアプリiVMS-4500の操作方法:ライブビュー

スマホアプリのライブビュー画面の使い方、画面構成、映像の表示方法をまとめる。

●ライブビューのカメラ選択

スマホアプリiVMS-4500のライブビュー画面。各画面に表示するカメラを選択して表示させる。

画面中央にプラスのマークがある。プラスのマークをタップするとカメラ選択画面が開くのでそこからカメラを選ぶ。今の段階では、購入した録画機「DS-7204HQHI-F1/N」しかなく、カメラが4台しか表示されていない。

カメラ選択画面には、録画機単位でカメラリストに登録されるので、録画機を選択して、画面下のライブビュー開始をクリックすると、その録画機のカメラがライブビュー画面に配置される。

カメラ選択では、カメラ個別でも配置が可能。

もし、複数の録画機を設置している場合は、その中から表示させたいカメラを選んで画面に配置することができる。ということは、例えば、各支店に録画機を設置して、それぞれの拠点のカメラ1だけを並べて表示させることも。

また、このカメラの配置、一度設定しておけば、アプリを閉じて開きなおしてもカメラ情報は記録されたままになっている。

カメラの情報を変更したい場合には、そのカメラ画面をタップしつづけると、画面上部にゴミ箱マークが出てくるので、そこへドラッグすると元のプラスマークにもどる。あらためて、カメラ情報を登録する。

●画面分割切換

画面下に1・4・9・16の数字が並んでいる。これが分割表示切替。1をタップすると1画面表示に、4をタップすると4分割画面表示に、9をタップすると9分割画面表示に、16をタップすると16分割画面表示になる。
このアプリは仕様を見ると最大64画面表示させることができるらしい。

1画面表示の状態で画面をスライドさせるとカメラが切り替わっていく。

●機能アイコン

画面の下には機能アイコンが並んでいる。
アイコンの機能は以下の通り。

1.選択したライブビュー画面の画像をキャプチャーする。
2.選択したライブビュー画面の映像を録画する。
3.PTZのコントロールパネル
4.画質パネル
5.ライブビューの開始・停止
6.音声コントロール
7.双方向音声
8.アラーム出力コントロールパネル
9.デジタルズーム
10.フィッシュアイ拡張

アイコンのツールバーは、5までしか表示されていないがアイコンツールバーをスライドすると残りのアイコンが表示される。

次回、この中でよく使う機能について使い方をまとめてみたいと思う。

アプリに録画機を登録しライブ映像が見られるように設定

スマホアプリに録画機の情報を登録し実際に映像を見ることができるように設定。シリアルナンバーを登録し、検証コードを入力。

前回、何とかアプリ用のIDを取得し、アプリにログインできるようになった。

次にやるべきことは、録画機の情報をアプリに登録すること。

アプリを開き、メニュー項目の「Hik-Connect」をクリックし、ログイン画面が表示されたら、EZVIZサイトで登録したUserNameとPasswordを入力しログインする。

アプリ画面右上の+マークが機器登録のアイコン。タップすると、QRコード読み取りカメラが起動すので、録画機のネットワーク設定画面(「メニュー」→「設定」の左メニュー「ネットワーク」)の「プラットホームへのアクセス」にあるQRコードを読み取る。

読み取りが完了すると、デバイス追加の画面に数字の羅列が表示される。この数字は録画機のシリアルナンバーらしい。

シリアルナンバーが入ったら、検索ボタンをタップ。すると、ボタンの下に録画機の機種名が表示されるので、その横の+マークをタップ。

デバイス認証コードを入力してください。と表示されるので、録画機のネットワーク設定画面でQRコードがあった「プラットホームへのアクセス」画面の「検証コード」のアルファベットを入力する。

そうすると「Hik-Connect」の画面に録画機が登録される。

登録された録画機をタップして、画面下のライブビュー開始をタップすると…

四分割画面が表示された!映像も録画機のライブ映像と同じ(というか、若干タイムラグがあるが)
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●QRコードで読み取れない場合は?

QRコードで読み込んだ時に入力された数字について何の数字なのか調べてみると、どうやら録画機にそれぞれ割り当てられたシリアルナンバーらしい。録画機本体を調べてみると、本体の底面にシールが貼られていて、モデル名やシリアルナンバーなどが記載されている。その数字と同じだった。

ということなので、もし、QRコードがうまく読み込めない場合はこの録画機の底にあるシリアルNOを直接入力すればよい。

QR読込カメラを使わずにシリアルナンバーを入力るには、QRコード読み取りカメラが起動している画面で、画面右上にある□マークをクリック。シリアルナンバー入力画面が表示されるので、ここに直接数字を入力。あとは同じように検索をして機器を登録する。
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ということで、本日はここまで、アプリの使い方については後日試してみることに。

P2P接続を使いスマホで映像を見るためのアプリの設定

無料のスマホアプリのインストール。P2P接続の設定を有効にしその接続情報をアプリに登録する方法。アプリからアカウント登録ができないため「EZVIZ」のサイト上で登録をしてからアプリで接続する。

前回、録画機をネットワークに接続する設定についてまとめたが、今回は実際にスマホやタブレットで映像を見るためのアプリの設定についてメモしておく。

その前に、今回はP2P接続を行うので、録画機側でP2Pの設定を有効にする必要がある。
「メニュー」→「設定」の左メニュー「ネットワーク」画面の上部にある「プラットフォームへのアクセル」をクリック。ここが、P2P接続の設定画面。

この画面の「有効」にチェックを入れる。さらに、そのほかのネットワーク接続方法である「PPPOE」と「DDNS」のそれぞれの画面を表示して「PPPOE有効」と「DDNS有効」のチェックを外しておく。

追記:新しいバージョンの録画機では「有効」にチェックを入れると「利用規約」の画面が表示される!
この場合、「検証コード」が空欄になっているはず。「検証コード」を設定する画面が開いているので登録する必要がある。詳しくは「追加機能:ネットワーク設定の検証コード」で説明しています。

●アプリのインストール

・Androidのスマホやタブレットの場合
ホーム画面、またはアプリ一覧画面にある「Playストア」をタップし、画面上部の「検索」ボタンをタップする。検索窓に「ivms」と入力して検索し、表示される「iVMS-4500」をインストールする。

・iOSのスマホやタブレットの場合
ホーム画面から「App Store」をタップ。App Storeが開いたら「検索」のアイコンをタップする。検索窓に「ivms」と入力して検索し、表示される「iVMS-4500lite」をインストールする。

●アプリの初期設定

アプリのインストールが完了したら起動する。
エリア選択画面が開くので、アジアのjapanを選択して「入る」をタップ。そうするとライブビューの画面が開く。
画面左上のマークがメニューボタンなのでここをタップ。

マニュアルを見るとどうやらメニュー項目の「Hik-Connect」がP2P接続の設定らしい。ということで、「Hik-Connect」をタップ。
流れとしては、最初にメールアドレスを登録し、そこに送られる認証コードを取得してから、ログイン用のIDとパスワードを設定するらしい。ということで、「Register」をタップして、メールアドレスを入れてから「GetVerificationCode」をタップするが…、

「有効なメールアドレスを入れるように」とのメッセージが!

マニュアルを見ると、ID取得前に地域を設定するという項目があるが、アプリになそのような項目がない…。何度メールアドレスを入れてもダメ!

何か方法がないかいろいろ探しているとアプリの下に「EZVIZ」との記載がある。たしか、録画機にもP2Pのところで「EZVIZクラウドP2P」と表示されていた。

ということで、ネットでEZVIZで検索してみると「EZVIZ – Security Camera Kits」というサイトが出てきた。どうやらこの録画機のP2Pのサービスを行っているところのようだ。

●「EZVIZ」サイトでのID取得

「EZVIZ」サイトを開くと、上部に「Cloud SignIn」という項目があるので、ここで登録したらうまくいくのではないかということで、クリックしてみると、ページが開かない…

「InternetExplorer を使ってログインしろ」とのメッセージが表示されている。(GoogleChromeを使っていた)

InternetExplorerで改めて開くとログイン画面が表示される。ここで「Register」をクリック。

UserName、Password、Country、Emailの入力項目がある。どうやらここで登録であってるっぽい!

ということで入力していく。

ちなみに、UserNameは既に登録されているようなものはダメなようで、パスワードも英文字だけではなく数字も混ぜないとエラーが表示されるようだ。

必須項目についてすべて入力して「NEXT」をクリックすると、登録したメールに送信した認証コードを入力する画面が表示される。30分有効の認証コードがメールに届くので、その数字を入力。これで登録が完了する。

●改めてスマホアプリにログイン

ここで、スマホのアプリに戻る。

もう一度、メニュー項目の「Hik-Connect」をクリックし、ログイン画面が表示されたら、EZVIZサイトで登録したUserNameとPasswordを入力してみると…

ようやく、ログインできた!!

ここまで長かった~

※今回は「有効なメールアドレスを入れるように」とのメッセージが出て、アプリから登録ができなかったが、メールアドレスによっては、すんなりと認証コードがメールに送られてくるかもしれない。その場合は、EZVIZサイトに行く必要はなく、アプリに認証コードを入力すればログインできる。

今回はここまでで、次回、アプリに録画機を登録し実際に映像が見られるようにする。

HDDの設置方法

購入時はHDDは自分で接続する、また故障時はHDDを好感しなければならないので手順についてメモしておく

この防犯カメラセットを買った店では、録画機のHDDは本体に組み込まれてはいなくて、別で付いてくるため、自分で接続しなければならない。

画質の割にはものすごく安いのは、このあたりで人件費や手間・コストを省いているからだろうし、私としてはありがたい。

さらに、HDDを別で付けることができるということは、OSや録画のシステムが別に記録されているということだから、万が一HDDが故障しても、修理依頼せずに自分で簡単に入れ替えることができるということ。

組み込まれている場合は、確実に販売店へ修理依頼を行わないといけないし、メーカー対応なんかになったあら、おそらく数週間は監視ができなくなる。そんなリスクを考えれば、自分で付ける方がいいのではないかと思う。

録画機の中身を見ると、さほど難しいわけではない。

前にも書いたが、HDDはSATAタイプで最近のパソコンに使われているものと同じ。録画機に付属しているケーブルもデスクトップパソコンでも見慣れたSATAケーブルと電源ケーブル。

HDD故障などで交換するときのために、具体的なHDD接続手順をメモしておく。

●HDD取付方法

本体のねじを外す
左右4本背面2本の合計6本のねじがあるのですべて外す。

上蓋を外す
上蓋を後ろにスライドさせながら外す。その際に写真のようにねじ穴に人差し指をひっかけて親指で押しながらスライドさせると簡単に外れる。

HDDにケーブルを接続
写真のように録画機に付属しているケーブル2本をHDDに接続する。コネクターはL字になっているので差し込む方向に注意。

録画機にHDDをセット
HDDを録画機の写真の位置に置く。その際に、基板から出ている白いケーブルを挟まないように間に置く。

HDDの位置を調整しねじ止め
HDDを手で押さえながら、録画機をひっくり返し、HDDのねじ穴を写真の位置に合わせて、ねじ止めする。

録画機にケーブルを接続
HDDに取り付けたケーブルの反対側を録画機の写真のコネクターに接続する。

上蓋をはめてねじ止め
最初の上蓋を外す逆の手順で上蓋をはめて、6か所のねじを止める。

HDDの初期化
HDDのステータスを確認し、初期化を行う。
※初めて電源を入れたときにはHDDを認識すると初期化の画面が表示される。

この手順でHDDの接続・交換は可能。録画機の基盤自体シンプルなので、迷うことなく設置することができると思う。PCのHDDを交換したり増設したことがあれば、まったく同じ手順。

仕様によると、この録画機には6TBまでのHDDは取り付けられるとのことなので、安いHDDを買ってきて自分で録画容量を増やしてもいいかもしれない。

VCA検索って?PTZって?

今回購入したセットのカメラでは使えない機能。VCA検索とPTZって何?

●VCA検索

今回購入したHIKVISION製ネットワーク対応録画機「DS-7204HQHI-F1/N」には、メニュー項目に「VCA検索」というものがある。内容を見ると「行為検索」「顔検索」「ナンバープレート検索」人数計数」「ヒートマップ」などと、すごいことができそうな項目が並んでいる。

だが…。使えない!

これらの機能、カメラ側にVCAに対応した機能が付いていないと使えないらしい。

今回、購入したセットのカメラ「DS-2CE16D0T」には、もちろんついていない。まあ、超格安セットだし、こんな仰々しい機能は使う必要はないし。

ちなみに、

行為検索には
「ライン越える検知」「エリア侵入検出」「放置手荷物検知」「物体撤去検知」「検知区域入る」「検知区域離れる」「駐車検知」「徘徊検知」「人々集まり検知」「高速移動検知」の項目が並んでいる。

顔検索は、HDDにキャプチャーおよび保存された顔の画像がある場合に、顔検索インターフェイスを開いて画像を検索し、指定した条件に合った画像関連ビデオを再生できるとのこと。

ナンバープレート検索は、開始時刻/終了時刻、国、プレート番号を含むプレート検索条件に従って、一致するキャプチャー済みの車両プレート画像や関連情報を検索および表示できるとのこと。要するに、検索したいプレート番号を探し出すようだが、国の項目に日本がない!

人数計数は、特定の設定されたエリアで進入または退出した人数をカウントし、、日次/週次/月次/年次のレポートで分析できるとのこと。

ヒートマップ機能は、設定したエリアでの顧客の訪問回数と滞留時間を分析するために使うものらしく、色で示されるとのこと。

もし、興味がある方は、対応カメラを接続して使ってみては?

写真1

●PTZ

リアルタイム画面での右クリックで表示されるリストにある「PTZコントロール」や「メニュー」の「カメラ」にあるPTZ、これらも今回購入したカメラでは使うことができない機能。

PTZを使う場合は、PTZカメラを接続しなければならない。PTZカメラは、要するに上下左右にカメラレンズが動き、電動のズーム機能がついてるカメラ。テレビのお天気カメラみたいなやつ。お天気カメラは馬鹿でかいが、ものによっては手のひらに乗るくらいのものもある。

PTZカメラを接続すれば、マウスクリックでレンズを上下左右に動かしたり、ズームして拡大表示したりすることができる。

その他に、プリセット・パトロール・パターンといった機能がある。

プリセットは、レンズの方向をセットして記憶し、簡単に呼出すことができる機能。複数登録することができ、番号で呼び出しレンズを動かす。

パトロールは、プリセットをつないで順番に表示するものらしい。

パターンは、レンズの動きを記憶する機能。

PTZカメラは安いものもあるので、広い場所を監視するのであれば、一台入れてみてもいかもしれない。

ビデオ品質診断って何?

手動ビデオ品質診断では、ぼやけた映像や明るさ異常、色かぶりのチェックを行う機能。感度を調整することができる。けどシビアすぎて使えない

前回、ビデオタンパーの検知についてメモしたが、それ以外に品質診断という項目がある。こちらの内容を見てみると、ぼやけた映像、明るさ異常、色かぶりの項目があり、それぞれ感度を調整することができるようになっている。

ビデオタンパーの検知を設定するよりはこちらで画面がぼやけたらアラームが鳴るように設定しておけば明るさや色味についても同時にチェックできるのでお得!ということで、設定して試してみることに。

「メニュー」→「カメラ」の左メニュー「手動ビデオ品質診断」をクリック。設定するカメラを選択し、「ビデオ診断開始」にチェックを入れる。

処理方式の横にある歯車をクリックし、上部の「処理方式」をクリックし、「音声警告」にチェックを入れる。

適用をクリックしOKで処理方式画面を閉じる。
※アラームスケジュールは初期状態で全日設定になっているのでそのまま。

これで、映像がぼやけたり明るさや色に異常があったらアラームが鳴るはず。

ということで、前回やったように、クリアファイルをレンズの前において、テストしてみるが…、アラームは鳴らず。

そこで「ぼやけた映像」の感度を動かしてみることに。デフォルトでは60になっていて、最大値が100、最小値が0に設定できるらしい。どちらが感度がよくなるのか、わからないので、まずは数値を上げてみることに。80に設定してクリアファイルをかざしてみる…。

アラームは鳴らず。

逆に、感度を30まで下げてみる。クリアファイルをかざしても鳴らない。

極端に10まで下げてみると…、「ピーピーピーピピ!」とアラーム音が鳴った!

そして、画面左下のオレンジ色「△!」マークをクリックすると「アラーム異常情報」に「ビデオ品質異常」と表示されている!

画面左下のオレンジの▲をクリックすると表示される画面

一度アラームを切って、改めて設定ししばらく置いておいたら、いきなりアラームが鳴りだした。原因は不明。どうも感度がシビアなようだ。

とりあえず、感度設定はデフォルトの60に戻しておいたとこ、特にアラームは鳴らない。

どうも、感度が分かりにくい、屋外で時間帯によって光が差し込むような場合は、誤検知でアラームが鳴りそうなので、この機能は設定しないことにする。

様々な機能があるのはいいが、使い方が非常にわかりにくい。まあ、わからないのであれば使わなければいいんだけど…ね。