HDDの設置方法

購入時はHDDは自分で接続する、また故障時はHDDを好感しなければならないので手順についてメモしておく

この防犯カメラセットを買った店では、録画機のHDDは本体に組み込まれてはいなくて、別で付いてくるため、自分で接続しなければならない。

画質の割にはものすごく安いのは、このあたりで人件費や手間・コストを省いているからだろうし、私としてはありがたい。

さらに、HDDを別で付けることができるということは、OSや録画のシステムが別に記録されているということだから、万が一HDDが故障しても、修理依頼せずに自分で簡単に入れ替えることができるということ。

組み込まれている場合は、確実に販売店へ修理依頼を行わないといけないし、メーカー対応なんかになったあら、おそらく数週間は監視ができなくなる。そんなリスクを考えれば、自分で付ける方がいいのではないかと思う。

録画機の中身を見ると、さほど難しいわけではない。

前にも書いたが、HDDはSATAタイプで最近のパソコンに使われているものと同じ。録画機に付属しているケーブルもデスクトップパソコンでも見慣れたSATAケーブルと電源ケーブル。

HDD故障などで交換するときのために、具体的なHDD接続手順をメモしておく。

●HDD取付方法

本体のねじを外す
左右4本背面2本の合計6本のねじがあるのですべて外す。

上蓋を外す
上蓋を後ろにスライドさせながら外す。その際に写真のようにねじ穴に人差し指をひっかけて親指で押しながらスライドさせると簡単に外れる。

HDDにケーブルを接続
写真のように録画機に付属しているケーブル2本をHDDに接続する。コネクターはL字になっているので差し込む方向に注意。

録画機にHDDをセット
HDDを録画機の写真の位置に置く。その際に、基板から出ている白いケーブルを挟まないように間に置く。

HDDの位置を調整しねじ止め
HDDを手で押さえながら、録画機をひっくり返し、HDDのねじ穴を写真の位置に合わせて、ねじ止めする。

録画機にケーブルを接続
HDDに取り付けたケーブルの反対側を録画機の写真のコネクターに接続する。

上蓋をはめてねじ止め
最初の上蓋を外す逆の手順で上蓋をはめて、6か所のねじを止める。

HDDの初期化
HDDのステータスを確認し、初期化を行う。
※初めて電源を入れたときにはHDDを認識すると初期化の画面が表示される。

この手順でHDDの接続・交換は可能。録画機の基盤自体シンプルなので、迷うことなく設置することができると思う。PCのHDDを交換したり増設したことがあれば、まったく同じ手順。

仕様によると、この録画機には6TBまでのHDDは取り付けられるとのことなので、安いHDDを買ってきて自分で録画容量を増やしてもいいかもしれない。

VCA検索って?PTZって?

今回購入したセットのカメラでは使えない機能。VCA検索とPTZって何?

●VCA検索

今回購入したHIKVISION製ネットワーク対応録画機「DS-7204HQHI-F1/N」には、メニュー項目に「VCA検索」というものがある。内容を見ると「行為検索」「顔検索」「ナンバープレート検索」人数計数」「ヒートマップ」などと、すごいことができそうな項目が並んでいる。

だが…。使えない!

これらの機能、カメラ側にVCAに対応した機能が付いていないと使えないらしい。

今回、購入したセットのカメラ「DS-2CE16D0T」には、もちろんついていない。まあ、超格安セットだし、こんな仰々しい機能は使う必要はないし。

ちなみに、

行為検索には
「ライン越える検知」「エリア侵入検出」「放置手荷物検知」「物体撤去検知」「検知区域入る」「検知区域離れる」「駐車検知」「徘徊検知」「人々集まり検知」「高速移動検知」の項目が並んでいる。

顔検索は、HDDにキャプチャーおよび保存された顔の画像がある場合に、顔検索インターフェイスを開いて画像を検索し、指定した条件に合った画像関連ビデオを再生できるとのこと。

ナンバープレート検索は、開始時刻/終了時刻、国、プレート番号を含むプレート検索条件に従って、一致するキャプチャー済みの車両プレート画像や関連情報を検索および表示できるとのこと。要するに、検索したいプレート番号を探し出すようだが、国の項目に日本がない!

人数計数は、特定の設定されたエリアで進入または退出した人数をカウントし、、日次/週次/月次/年次のレポートで分析できるとのこと。

ヒートマップ機能は、設定したエリアでの顧客の訪問回数と滞留時間を分析するために使うものらしく、色で示されるとのこと。

もし、興味がある方は、対応カメラを接続して使ってみては?

写真1

●PTZ

リアルタイム画面での右クリックで表示されるリストにある「PTZコントロール」や「メニュー」の「カメラ」にあるPTZ、これらも今回購入したカメラでは使うことができない機能。

PTZを使う場合は、PTZカメラを接続しなければならない。PTZカメラは、要するに上下左右にカメラレンズが動き、電動のズーム機能がついてるカメラ。テレビのお天気カメラみたいなやつ。お天気カメラは馬鹿でかいが、ものによっては手のひらに乗るくらいのものもある。

PTZカメラを接続すれば、マウスクリックでレンズを上下左右に動かしたり、ズームして拡大表示したりすることができる。

その他に、プリセット・パトロール・パターンといった機能がある。

プリセットは、レンズの方向をセットして記憶し、簡単に呼出すことができる機能。複数登録することができ、番号で呼び出しレンズを動かす。

パトロールは、プリセットをつないで順番に表示するものらしい。

パターンは、レンズの動きを記憶する機能。

PTZカメラは安いものもあるので、広い場所を監視するのであれば、一台入れてみてもいかもしれない。

ビデオ品質診断って何?

手動ビデオ品質診断では、ぼやけた映像や明るさ異常、色かぶりのチェックを行う機能。感度を調整することができる。けどシビアすぎて使えない

前回、ビデオタンパーの検知についてメモしたが、それ以外に品質診断という項目がある。こちらの内容を見てみると、ぼやけた映像、明るさ異常、色かぶりの項目があり、それぞれ感度を調整することができるようになっている。

ビデオタンパーの検知を設定するよりはこちらで画面がぼやけたらアラームが鳴るように設定しておけば明るさや色味についても同時にチェックできるのでお得!ということで、設定して試してみることに。

「メニュー」→「カメラ」の左メニュー「手動ビデオ品質診断」をクリック。設定するカメラを選択し、「ビデオ診断開始」にチェックを入れる。

処理方式の横にある歯車をクリックし、上部の「処理方式」をクリックし、「音声警告」にチェックを入れる。

適用をクリックしOKで処理方式画面を閉じる。
※アラームスケジュールは初期状態で全日設定になっているのでそのまま。

これで、映像がぼやけたり明るさや色に異常があったらアラームが鳴るはず。

ということで、前回やったように、クリアファイルをレンズの前において、テストしてみるが…、アラームは鳴らず。

そこで「ぼやけた映像」の感度を動かしてみることに。デフォルトでは60になっていて、最大値が100、最小値が0に設定できるらしい。どちらが感度がよくなるのか、わからないので、まずは数値を上げてみることに。80に設定してクリアファイルをかざしてみる…。

アラームは鳴らず。

逆に、感度を30まで下げてみる。クリアファイルをかざしても鳴らない。

極端に10まで下げてみると…、「ピーピーピーピピ!」とアラーム音が鳴った!

そして、画面左下のオレンジ色「△!」マークをクリックすると「アラーム異常情報」に「ビデオ品質異常」と表示されている!

画面左下のオレンジの▲をクリックすると表示される画面

一度アラームを切って、改めて設定ししばらく置いておいたら、いきなりアラームが鳴りだした。原因は不明。どうも感度がシビアなようだ。

とりあえず、感度設定はデフォルトの60に戻しておいたとこ、特にアラームは鳴らない。

どうも、感度が分かりにくい、屋外で時間帯によって光が差し込むような場合は、誤検知でアラームが鳴りそうなので、この機能は設定しないことにする。

様々な機能があるのはいいが、使い方が非常にわかりにくい。まあ、わからないのであれば使わなければいいんだけど…ね。

レンズを覆い隠されたらアラームを鳴らすタンパーリング設定

カメラのレンズが汚れたり何かで覆い隠されたりするとアラーム音でお知らせする警告設定方法。

前回はカメラの映像が切れた際にアラームを出す「ビデオロス検知」の設定をメモした。今回は、映像は切れていないがカメラのレンズを何かで覆い隠したり、レンズが汚れて映りが悪くなった際にアラームを出力するビデオタンパー検知の設定をやってみることにする。

●ビデオタンパーの検知

「メニュー」→「カメラ」の左メニュー「タンパリング」クリックすると「遮蔽検知設定」の画面が開く。

カメラを選択して、「遮蔽検知有効」にチェックを入れる。
処理方式の横の歯車マークをクリック。ここで、アラームを検知した際にどのような処理を行うかを設定する。この部分設定方法については、ビデオロス検知の設定とまったく同じ。今回も、スケジュールについては、すべての曜日全日設定にし、処理方式はアラーム音が鳴るように「音声警告」にチェックを入れる。
「適用」をクリックし、遮蔽検知設定の設定画面に戻る。

ビデオロス検知と違うのは処理方式の項目の下にある「感度」設定。

どうやら画面がどれくらいぼやけたらアラームを鳴らすかの設定ができるらしい。

別のカメラにも設定する場合は、画面下のコピーをクリックして設定したいカメラを選び適用する。

まずは、この状態でカメラの前を白いコピー用紙で隠してみる…

アラームが鳴らない…

しばらくそのままにしていると「ピーピーピーピピ!」とアラーム音が鳴った!

次にぼやけさせるためにクリアファイルをレンズの前に置いてみるが、アラームが鳴らない。

感度を変えてみるがアラームが鳴らない…。

この「感度」設定も3段階あるが、右側が強いのか弱いのか、何も書いていない。マニュアルにも書いていないので、よくわからない。

どれくらいぼやけたらアラームが鳴るのか全く分からないのでクリアフィルを開いて1枚だけで隠してみたり、クリアファイル2つを重ねてみたり、いろいろなパターンでレンズを隠して、待って、感度を変えて、待って…。何度か試してみたが、結局、完全に覆い隠した時にしかアラームが鳴らなかった。

設定項目が感度の3段階だけだからそんな細かいシビアな設定はできないのかもしれない。とりあえず、完全に覆い隠した時にはアラームはなったので、一応この機能も設定しておくことにする。

そんなに本格的にセキュリティ監視センターみたいに運用するわけではないので、気休め程度でいいかということで、ビデオタンパーの検知についてはここまでとすることに。

次は、 ビデオ品質診断とかいう項目を設定してみようと思う。

ビデオロスを検知してアラーム音を鳴らす設定

カメラの電源が切られたり映像ケーブルが切れたりして映像信号が届かなくなるとアラーム音でお知らせする警告設定方法。

防犯カメラの映像は一度設定してしまえば、毎日のように確認するわけではなく、何かあった際に確認することになる。そうすると、いつの間にか映像が切れていて、その状況に気づかず、肝心な映像が録画できないということもありうる。

また、防犯カメラはいたずらや犯罪の証拠を撮影するために設置するものだから、映りたくない犯人によって壊されたり映像が映らないように細工される可能性がある。

そのような場合にアラーム警告を出す機能が録画機には付いているらしいので、設定してみることにする。

●ビデオロス検知

カメラのケーブルが切れたり抜かれたり、電源が切られたりして映像信号が切れた際にアラーム反応を実行する機能。

「メニュー」→「カメラ」の左メニュー「ビデオロス」を開く。

カメラを選択して、「ビデオロスアラーム有効」にチェックを入れる。
処理方式の横の歯車マークをクリック。ここで、アラームを検知した際にどのような処理を行うかを設定する。

アラームスケジュールについては、基本的に常に監視する必要があるのでデフォルトのまま使用する。もし、夜間だけとか平日だけビデオロスのチェックをする場合には、ここで、曜日毎に時間を設定する。

「処理方式」画面の上部にある「処理方式」をクリック。アラーム検知後どのような処理をするかを選ぶことができる。

「ポップアップアラーム画面」「音声警告」「監視センターに送信」「メール送信」「キャプチャ画像をクラウドにアップロード」「アラーム出力」の項目がある。

監視センターに送信やメール送信などはネットワーク設定が必要。今はまだ設定していないので、今回はシンプルにアラーム音が鳴るように「音声警告」にチェックを入れる。

「適用」をクリックし、ビデオロスの設定画面に戻る。
別のカメラにも設定する場合は、画面下のコピーをクリックして設定したいカメラを選び適用する。

メニュー画面を閉じてライブ映像画面に戻る。

カメラの電源を切ってみると…

「ピーピーピーピピ!」とアラーム音が鳴った!

これでビデオロス検知の設定が完了。

●センサーアラーム出力

処理方式に「アラーム出力」があったが、録画機によっては赤外線センサーなどからのアラーム入力を検知して、録画を開始するなど、センサーアラームの設定があったりする。マニュアルには、この設定が載っているが、このDS-7204HQHI-F1/Nにはアラーム入力がないらしいので、この機能は使えないっぽい。

カメラの色味、明るさの調整方法、マスク機能

カメラの色味や明るさなどは録画機側で調整が可能。また、画面内に録画したくない部分がある場合はマスク機能で隠すこともできる。

カメラの映像は録画機側で調整ができるとのことなので、試してみることに。

●カメラ画質の調整

「メニュー」→「カメラ」の左メニュー「イメージ」を選択すると「画質調整」画面が開く。ここで、輝度・コントラスト・彩度・明度などを設定することができる。

まずは、変更するカメラを選ぶ。

次に時間帯を選ぶことができるらしい。設定は2パターンで、例えば朝方だけ設定を変えるとかができるらしい。
※時間帯1と時間帯2で重複させて設定することはできない。

常に変更状態を適用させる場合は「時間帯1 0:00:00~24:00:00」のままでOK。

モードは「標準・屋内・低光・屋外」から選択。

後は画面を見ながら、輝度・コントラスト・彩度・色彩・明度・ノイズの各項目を調整していく。

もし、うまく設定ができなかった場合には、画面下の「デフォルト」のボタンをクリックすれば、最初の状態に戻る。

設定が終わったら、必ず「適用」をクリックすること。設定後「適用」せずに別のメニューに移動してしまったりすると、元の設定内容に戻ってしまう。

映像の調整は、周りの明るさによって全く変わってくるから、様々な時間帯で確認をしながら行う必要がありそう。

●プライバシーマスクの設定

防犯カメラを設置するとどうしても録画したくない場所も画面に入ってしまう場合がある。例えば、屋外では隣家の敷地は録画したくないとか、屋内では盗難防止のため金庫を録画しているが暗証番号入力部分は録画したくないとか。

そんな場合は、このプライバシーマスクを設定しておけばリアルタイム映像も録画映像も画面の一部分を隠しておくことができるらしい。

「メニュー」→「カメラ」の左メニュー「プライバシーマスク」を選択。
対象のカメラを選択し、「プライバシーマスクを有効」にチェックを入れる。
マスクは一画面に4ヵ所まで入れることができるらしい。
画面を見ながら、マスクしたい場所をクリックして選択する。

選択を間違えた場合は「トリガクリア」をクリックするとすべての選択がきえる。

選択が終わったら「適用」をクリック。

この項目にも「コピー」があり、他のカメラに設定を移すことができるようだが、マスクは画面を見ながら設定しないとずれるだろうし、あんまり意味がないかな?

これで、リアルタイム映像・録画映像ともマスクされた映像になる。

メニュー画面を閉じてライブ映像を見てみると、ちゃんと設定した部分が黒くなっている!

USBメモリーへの映像のバックアップ方法

録画したデータは場合によっては警察などに提出する場合がある。そのためのUSBメモリーへの映像のバックアップ方法について。

カメラ映像の録画が再生ができたら、次は映像のバックアップをしなければならなくなる。いたずらなどの証拠が取れたら、警察へ提出することになるかもしれない。

ということで、USBメモリーに映像を保存してみることに。

●USBメモリーに映像を保存

まず、用意するのがUSBメモリー。録画機本体のUSBコネクターに挿入する。

録画機の「メニュー」→「エクスポート」の左メニュー「通常」を開く。ここが、バックアップの画面。

バックアップしたい映像のカメラを選択。
バックアップしたい映像の開始時間と終了時間を設定。
「検索」をクリック。

検索結果画面に、設定した時間帯の映像リストが表示される。
画面右にはプレビュー画面があるので、映像を確認して、バックアップを取りたいものにチェックを入れる。
※すべてバックアップしたい場合は、映像リストの上にある「すべて」にチェックを入れると、すべての映像にチェックが入る。また、画面下の「全てバックアップ」をクリックすると「エクスポート」画面に切り替わる。

画面下の「エクスポート」をクリック。

「エクスポート」画面が開く。
まずは、録画するSaveTypeを「MP4」か「AVI」から選ぶ。

画面にはUSBメモリーの中身が表示されているので、そこに保存する場合はそのまま「エクスポート」をクリック。

USBメモリーの中にフォルダを作ってそこに保存したい場合は、画面下の「新しいフォルダ」をクリック。名称を入力して「OK」。フォルダが追加されるので、ダブルクリックして開き「エクスポート」をクリック。

今回は「camerabackup」と名前を付けてフォルダを作成。

USBメモリー内のデータをすべて消したい場合は「フォーマット」をクリック。「全てのデータが消去されます。続けますか?」のメッセージが表示されるので「OK」をクリックするとフォーマットされる。

「エクスポート」ボタンをクリックすると、「映像とログ」「Player」を選ぶ画面が表示される。どうやら再生用のプレーヤーを保存することもできるようだ。

「映像とログ」にチェックを入れて保存してみる。
バックアップが完了したら「OK」をクリック。

「エクスポート」画面に戻るので、「Player」も保存しておくのであれば、ここでもう一度「エクスポート」ボタンをクリックし、「Player」にチェックを入れて「OK」をクリック。

バックアップが完了したら「戻る」ボタンで画面を閉じていく。

●パソコンで映像確認

USBメモリーをパソコンに接続し、バックアップしたファイル再生してみることに。

AVI形式でバックアップを取ったファイルについては、ファイルのダブルクリックで「WindowsMediaPlayer」で再生することができた。

ファイルのダブルクリックで再生できるかどうかは、パソコンの設定やインストールされているソフトによっても違ってくると思うので、最初は「MP4」と「AVI」の両方を保存してみた方がいいかもしれない。どちらかのファイルが再生されれば、以降その形式でバックアップをとればよい。

どちらもダメな場合は、エクスポートした「Player」を使う。「Player」はZIP形式で圧縮されてるので解凍。

Player_mlフォルダ内に「Player.exe」があるのでダブルクリックするとプレーヤーが開く。

「FILE」→「OPEN」でエクスポートした「MP4」形式のファイルを選択すると映像が再生される。

実際にバックアップファイルを再生させたキャプチャー画像

まあ、一番確実なのは最初に「Player」を用意しておいて、「MP4」形式のファイルをエクスポートし再生するのが確実かな?

動体検知などイベントを検索して再生、タグを登録して再生する手順

動体検知の動画を検索し再生。動画にタグを登録し、検索再生する手順。

前回、通常の時間を指定して再生する方法についてメモした。これは、常時録画している映像を再生する場合に使用する方法。

それ以外に、動体検知を設定して録画した場合、その映像を検索して再生する方法がある。例えば、夜中に何かあったけどいつかわからない場合、常時録画だとずーっと再生してチェックしなければならないが、動体検知録画していたら、その日の映像を検索し、チェックすれば効率的に映像を探すことができる。

●イベント再生の方法

「メニュー」→「再生」をクリックして再生画面を表示する。
画面左上の「通常」をクリックすると、メニューが表示されるので、「イベント」を選択。

画面右から、再生したいカメラを選ぶ。

画面右下の開始時間・終了時間を選択。これは、検索対象の日時。
検索結果を見ればわかるが、日付が表示されず、時間しか表示されないので、日付は広く設定せず、一日の間で時間を指定して検索した方がいいかもしれない。

検索をクリックすると画面右側に動画のリストが表示される。

再生させたい時間をダブルクリックすると映像が表示される。

●タグ検索での再生

映像ファイルには、後から目印としてタグを設定できるらしい。再生画面のタイムバーの下に、旗のマークのアイコンが2つある。一つは通常タグの追加ボタン、もう一つはカスタムタグの追加ボタン。

通常のタグは映像を再生させながら追加したいタイミングでボタンをクリックすると「TAG」というワードで追加される。

カスタムタグは、映像を再生させながら追加したいタイミングでボタンをクリックすると、「タグ追加」画面が表示され、タグ名をつけることができる。

常時録画をしている場合、何か証拠などが映っていた時に時間だけをメモしておいても、時間がたつとわからなくなったり、メモがなくなったりすることがある。そのたびに何度も再生してチェックするのは時間の無駄なので、映像を確認して何か気になることが合ったら、「syouko」とか「hannin」とかわかりやすいタグを入れた方がいいようだ。

で、タグを設定したら今度は検索して再生する方法。

「メニュー」→「再生」をクリックして再生画面を表示する。
画面左上の「通常」をクリックすると、メニューが表示されるので、「イベント」を選択。

画面右から、再生したいカメラを選ぶ。

画面右下にタグ名と開始時間・終了時間を選択する項目がある。開始時間・終了時間は検索対象の日時を指定する。

タグ名については、例えば先に「syouko」のタグをせってしてその映像を再生したい場合は、そのキーワードを入力する。

そうすると、指定した日時の間で設定したタグの一覧が表示される。再生させたいタグをダブルクリックすると映像が表示される。

タグ名を指定しなければ、指定した日時の間で設定したタグ全てが一覧表示される。

このタグについては、効率よく映像を再生するためには非常に便利な機能。

録画をしたら再生ができないと意味がない!日時指定再生

直近5分の像を再生するインスタント再生と日付時間を指定した通常の再生方法について。

設定が完了し録画ができたら、再生できないと意味がない。この録画機にはマニュアルによると、インスタント再生、通常再生、イベント再生、タグ再生、スマート再生など様々な機能が付いているらしい。

そんなに使いこなすことはないと思うけど順番にやってみることに。

●インスタント再生

ライブビュー画面で特定のチャンネルの直近5分間に録画された録画ファイルを再生する機能。

ライブビュー画面で再生させたい画面をクリックすると、「クイック設定ツールバー」が表示される。その中の緑の三角マーク(よくある再生のマーク)をクリックすると再生が始まる。

●通常再生

「メニュー」→「再生」をクリックして再生画面を表示する。

まずは、画面右上から再生させるカメラを選択する。4台同時に再背させたい場合は、「最大再生カメラ数」をクリックするとすべてのカメラにチェックが入る。

ちなみに、「最小再生カメラ数」をクリックするとチェックがすべて消える。

カメラを選択したら、右下のカレンダーから再生させたい日付を選択する。
録画映像がある日には色がついている。青色と赤色があるが、青色は通常の録画データで、赤色はイベントとなっている。録画データを見るとどうやら動体検知で録画した場合は赤色になっているっぽい。

再生させたい日付をダブルクリックするとその日の映像が再生される。

画面下は、0時から24時までのタイムバーになっていて、映像がある時間に色がついている。

24時間が一画面に表示されているので、細かい時間は選ぶのが難しい。そこで、時間表示を拡大のがタイムバーの右にある「←→」「→←」のボタン。

「←→」を一回クリックすると6時間表示。もう一回クリックすると1時間表示になる。

ということで、例えば、13時26分30秒当たりの映像を表示させる場合は

・日付をダブルクリック。
・13時近くをクリック。
・「←→」をクリックして、13時のタイムバーを表示。
・26分前後をクリックする。

これでお目当ての時間の映像を表示できる。

別の時間の映像を表示させる場合は「→←」のボタンをクリックし、24時間表示に戻してから同じ手順で別の時間を表示させる。

再生速度については、2・4・8 16・32・64・128倍速・MAXと30秒早送り・30秒巻き戻し・逆再生がある。

倍速については、逆再生をクリックしてから倍速をクリックすると逆再生の速度が上がっていく。

●ボタンの内容

基本的には、この手順で見たい時間の映像を見ることができる。

その他に、動体検知などイベントをピックアップして再生する方法やタグをつけて再生する方法について、次回メモする予定。

各メニューの概要

「DS-7204HQHI-F1/N」のメニュー内容の概要について、それぞれの項目で何ができるのかを簡単にまとめておく。

●メニュー画面の表示方法

まず、メニュー画面の表示方法について。

4分割や1画面のリアルタイム映像表示画面上で、マウスの右ボタンをクリックすると項目リストが表示される。

「右クリックで表示される項目リスト」

ここにある「メニュー」をクリックすると、パスワード入力画面が表示される。パスワードを入力してエンターボタンをクリックするとメニュー画面が表示される。

ちなみに、リアルタイム画面で右クリックした際に表示される項目リストに、メニューが2つ表示される場合がある。これはどうやら、上のメニュー(右矢印が付いてる方)は直前に設定変更した項目へのショートカットらしい。メニュートップ画面を開く場合は、2番目の右矢印が付いていないほうを選択する。

これが、メニュー画面

全ての設定は、ここで行う。低価格録画機だが、録画システムは様々なカメラに対応するようにできているらしく、今回購入したカメラでは使うことができない機能も含まれてる。

まあ、基本的には効率よく長時間録画ができて、映像の再生ができて、何かあったときにスマホで見ることができればいいんだけど…

それぞれの画面についての概要を簡単にまとめておく。

●メニュー項目

再生
録画画像を再生する項目。日時を指定しての再生や動体検知などのイベント検索での再生、タグ検索しての再背などができる。

エクスポート
録画画像をUSBメモリーにコピーする項目。ここで、コピーするファイルの開始時間・終了時間を設定し映像ファイルのバックアップができる。

VCA検索
行為検索、顔検索、ナンバープレート検索など映像分析を行う項目。
※対応カメラのみらしい。

手動録画
手動で録画を開始する項目。

HDD
ハードディスクの初期化や設定変更などを行う項目。ハードディスク以外にクラウドの設定も行えるらしい。

録画
録画に関する設定項目。スケジュールを設定したり、録画の画質やフレーム数などの設定を行うことができる。

カメラ
カメラに関する設定項目。カメラの画質や動体検知に関する設定や、異常アラームの設定などを行うことができる。

設定
録画機の機能についての設定項目。日時設定他マウスのスピードやウィザードについて、ネットワーク設定、ユーザの管理など録画機全般の設定を行うことができる。

メンテナンス
録画機のシステムに関する設定項目。システム情報やログの情報について、ネットワークの状況確認、システムの初期化などを行うことができる。

シャットダウン
録画機のシャットダウン、再起動を行う項目。