前回、録画方式の一つとしてカメラの映像に動きがあったときだけ録画を開始する動体検知録画の設定を試してみた。設定したカメラの前に手をかざしてみて、うまく録画が開始されることを確認したが、この録画映像を再生してみると手をかざす前数秒から録画が開始され、画面の動きが止まってからも数秒間録画されている。
動きの前後の状況がわかり非常に便利だが、これはプリ録画というものらしく、防犯カメラ用の録画には当たり前のようについている機能らしい。この動き始まる前の録画時間の設定につてマニュアルを見ても、記載が見当たらない。
何とか変更できないかと、録画機の設定画面をいろいろと探してみる。すると、「メニュー」→「録画」の左メニュー「エンコードパラメータ」の画面下に「詳細設定」があり、ここをクリックすると「プレ録画」「ポスト録画」の項目があった!
デフォルトでは「プレ録画」「ポスト録画」それぞれ5秒となっている。
おそらく、この項目を変更すれば録画時間が変わるだろうということで、設定リストを見てみると、どうやらプレ録画は「0秒、5秒、10秒、15秒、20秒、25秒、30秒、最大」と選択できるようになっていて、ポスト録画は「5秒、10秒、30秒、60秒、120秒、300秒、600秒」と選択できるようになっている。
これを、試しに「プレ録画」を0秒、「ポスト録画」を10秒に設定してみる。
改めてカメラの前で手をかざしてから、録画映像を確認すると…
動きがすぐに録画されている!
動き停止後も長く録画されている!
ということで、ここで時間を調節できるらしい。
また、このエンコードパラメータの設定はカメラごとに行うことができる。画面の上部にカメラの項目があり、それぞれカメラを選択することが可能。だから、「プレ録画」「ポスト録画」についてもカメラごとに設定ができる。
ただこのプレ録画・ポスト録画の時間、どこからプレでどこからポストなのかよくわからない。10秒にしているが10秒以上録画されているような気がする。ということで、設定する際は、実際の録画動作を見ながら秒数を選んだ方がよさそうだ。
その他にも、動きを検知した際に録画と同時に音を鳴らしたり、画面を拡大したり、ネットワークを通してお知らせしたりする機能があるようなので、そのあたりは次回試してみることにする。